ヨーロッパタイプのプロポリス

プロポリスは、植物に含まれる苦味・辛味・色味成分であるフラボノイドを主成分としています。
日本で多くみられるプロポリスは、ブラジル産プロポリスを除きほぼ同様の効果があると考えられますが、蜂が何を材料にプロポリスを作っているか・抽出方法・加工方法により大きく成分に影響を与えています。

プロポリスは天然の抗生物質と呼ばれるほどの抗菌・滅菌作用を持ち、古代エジプトでは腐敗防止のためミイラ作りに使われていたというから驚きです。
12世紀ごろの東ヨーロッパでは傷や腫れに民間薬として使われており、1880年の第一次ボーア大戦時、負傷兵の傷口を壊死させないためにプロポリスが使われたという記録が残っています。
ヨーロッパだけでなくドイツでも、プロポリスは国の厳しい認可を得て薬として取り扱われています。

そんなプロポリスの主成分ポリフェノールの一種である、フラボノイドは植物の表皮細胞に含まれ数千種類も存在します。
日本で特に有名なのが、イソフラボン・アントシアニン・カテキン・ポリフェノールです。
老化防止に効果があり、美容のため積極的にこのような成分が含まれた食品を摂取したことがあるのではないでしょうか。
特にヨーロッパタイプのプロポリスでは、これらと同等の効果が得られる強い抗酸化作用をもち合わせます。

プロポリスは独特の匂いと味があるため飲みにくさはありますが、他の食品よりも少量で効果を発揮するため過剰摂取による副作用が少ないという利点があります。
過去に蜂に刺されている場合は、アナフラシーショックの可能性はありますが、それ以外の副作用の報告はされていないのが現状です。

またプロポリスの服用は、人によっては胃腸への負担があるといわれていますが、飲み方の工夫でそれらの問題は解決します。
例えば、ビタミンCを多く含んだ果汁とプロポリスの原液を数滴入れて飲むと、プロポリスが薄まり、臓器への負担が和らぎます。
それだけでなく、プロポリスにはビタミンCの働きを助ける相乗効果もあり、日常的に摂取しておけば免疫力の低下を防ぐことができるのです。
また、プロポリスの体験談も参考にしてみると良いでしょう。